クオリア―魂の問題 

今朝の信濃毎日新聞文化面に掲載されていたコラムに触発されて。

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脳科学が直面している問題、クオリア(質感)の問題。

複雑精緻に作られたコンピューターは、
人間が解くことの出来ない膨大な計算をこなし
瞬時に数学的な問題をこなすことが出来る。

だが、彼らは

「綿の買い付け人が、市場で綿花を一目見、少し触るだけで
すぐにその花の質、等級を判別する」

ことができないのだ。

こうしたクオリアの問題はもうすぐ解かれることになるのだろうか。

脳というものが複雑精緻な生物的コンピュータなら、
脳学用のデバイスを詰め込めるだけ詰め込んだものだって意識は宿るし
そこには「魂」だって宿ってしまうだろう。

イノセンスだって、アイロボットだって、ねえ?