デフラグ白糸の滝

夏の暑さが異常に高くなってきたためか、PCの速度がなんとなく遅い感じがするのでちょっとディスク内部のお掃除とデフラグを実行。
ディスク内部のお掃除―『ディスククリーンアップ』は画面に何の変化もなくただ横長のバーが埋まっていくのを確認するだけというのが味気ないが、デフラグは好きだ。
デフラグの楽しみは最適化する前に行われる分析により、どれだけPCの中でごっちゃになってるかが視覚的に確認できるのがいい。しかも分断化されたファイルは赤、連続ファイルは青、動かせないのは緑、空いているの所は白、4色も使われている。豪華だ。
最適化をクリックするとパソコンはウインウインいいながら『並べ替え』をしてくれる。実際にその過程が色の動きになって確認できるのがいい。しばらく氷を入れたオレンジジュースを飲みつつ、本を読む。
本を読みつつ作業の様子を眺めると、赤い断片化されたファイルが段々と一塊に集まっていき、元々あった場所が白くなっているのが分かる。大分立つと、そこかしこにあった赤い線は消え白い線が幾筋も青の背景に流れている。
これを私は『デフラグ白糸の滝』と読んでいる。この頃にはオレンジジュースも飲みきり、本も薄いものなら読み終わるのでデフラグは微妙にけだるい午後を過ごすにはちょうどいい。