デカパイ = nice chest ?

cruise25012005-02-08

(『巨乳か美乳か、それが問題だ』はもう少々お待ちくださいませ。)


仕事で知り合った方と、地元の「裏町通り」にあるエスニックバー「buriburi」(ブリブリ。今考えてもなんていう店名だろうと思う)で飲んできました。


あまり地元民でも存在を知られていない「裏町」ですが、在日韓国人や外国の方が独特のコミュニティを作っている場所でもあります。本当は、OLD ROCKで一杯引っ掛けようと思ったんですが、今日はあいにく休み。

残念がっていると、「一度だけ行ったことがあるけど、雰囲気がいいお店」がある、ということでその方の案内で入り組んだ路地裏を彷徨うこと数刻。ようやっと見つけたそのエスニックバー「buriburi」は、まさに場末の雰囲気漂う(モグロフクゾウがでてきそうな)バーなのでした。

一旦ドアを開けると、エスニックバーと書いてあるだけあって、ハーブの香りが漂いまくり。お店はカウンター席が四つ、テーブルが二つだけのせまーいお店。奥の壁には白いテーブルクロスが掛けてあって、そこにはプロジェクターで映画が映し出されてました。(なんでも今日は「映画の日」らしく、そのときは『ギター弾きの恋』を上演中だった。)

店主の方は鹿児島出身のヒッピー風のお兄さん、そしてその奥さんはシアトル出身のアメリカ人。(お名前は`Bre`と書いてブリィと読むそうな。略称かと思ったらこれで本名らしい)アジアンテイスト漂う店内と同じように、メニューもアジアンテイスト。(+中南米)小腹が空いていたのでメキシカンピザを注文してレーベンブロイをまず一杯。

お酒を飲みながら、つらつら話していると映画では主人公エメットが海岸でナンパをするシーンが映し出されて…そのとき。


字幕にデカパイの文字が。


どうやら女性を物色しているときに出てきたセリフのよう。「デカパイ」ってどういう風に英語で言うんだろう…と耳を傾けてみたら、「nice chest」という言葉が聞こえてきたので、巨乳ということを直接的に言ったのではなさそう。でも、ちょっと勉強になったかも。ほどなくして、『ギター弾きの恋』が終了し次に何をやるのかと思ったら、マスターのお兄さん曰く「キョンシーブルース・リーがあるんですが…」


それを言われちゃったら、キョンシーを選ぶしかないって。


そして突然始まったキョンシー上映会。「大の大人がキョンシーを見ながら酒を飲んでる」とはマスターの弁でしたが、とても楽しい上映会でした。その後、マスターのお兄ちゃんに「トマトスープなんかどうですか?」と勧められたのでお願いした数分後、トマトスープと一緒に添えられて来たのは…


AFTER DEATH


「まてまてまて。これ僕どこかで見たよ?確か、探偵ファイルとかなんかで。あれ、これって早く帰れってことなのかしら。京都のぶぶづけと同じ意味?」と疑心暗鬼に陥りながら、ちら、とマスターを見やるとマスターはニコニコ顔なので、ネタかどうかもわからねえ。注文してしまったものは仕方ないので、ちょびっとだけデスソースをかけておそるおそる口に運ぶと…。


「ん、うまい」


少し辛味のするけっこー美味しいトマトスープに仕上がりました。極微量だけ入れたのが功を奏したのかも。トマトスープに舌鼓を打つと、今度はアメリカ人の奥さんがジュースを進めてくれた…のはいいんだけど、そのジュースがまた独特のにおいがして結構人を選びそう。奥さんの地元、シアトルでは家ごとに作ったりするんだそうな。そのジュースの名はDAD’S ROOT BEER。素人にはオススメできません。

最後はマスターオススメの鹿児島の焼酎「桜島」、「黒」をゴチになって〆。地元でも、こういう隠れた名店があるんだなあとしみじみ感謝。お値段も非常にリーズナブル。今度松本に来る事がある人には是非勧めたいお店でした。