近くて遠くにあるもの

兄上とサシで駅前の居酒屋で飲む。
なんか向田邦子的な展開でもあるかしら、とちょっと期待と不安が入り混じる。
で、感想。



話が弾まねEEEEEeeeeeeeeee!



とりあえず、兄上はウーロンハイ。朕は熱燗をちびちび。
そして十分に一回ぐらいのタイミングで語り合う男二人。(ちょっと誇張)
なんだ、俺達は高倉健か!みたいな。ウソです。似ても似つきません。
(思えば家族なんていっても、余りにも近すぎて出せない部分てのはあると思うので、
自分のことを家族にさらす、というのが結構こっぱずかしいのもこのせいかも)


さてさて、無言で酒を飲む男二人。なんとか出てきた内容といえば…


実家で自営業を営む兄の近況、就職して一年が経とうとしている自分の近況、地元のお付き合いのこと。

少ない話題の中で、これまた極少ないながらも、ふとしたきっかけで出てくる冗談に、二人揃って笑みをこぼすけどどこか気恥ずかしさが漂う。
うーん、もっと年をとらないと兄弟と自然に語りながら飲む、なんてことはできなそうだ。